業務日報
9月は、レッツのエンジン焼付きと、GAGのカスタムなどです。
当店で修理したバイクの、故障の原因、修理方法などを日記形式でまとめています。
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トップページに検索機能をつけましたから、自分のバイクの名前や、症状を入れて検索すると、自分の見たいところが見れるかな?
9月29日 RZ250Rエンジンかからず
昨年当店で買っていただいた中古のRZR。一年で2〜3回しか乗っていないとのこと。バッテリーは上がっているし、フォークは錆びている。さらに、キックすると、マフラーから液体がダバダバ出てくる。乗っていないバイクのほうが傷みが進むね。
で、この液体は、ガソリンです。水の様ですが、ガソリンです。RZ250でもよくなります。ガソリンコックを、RZRの場合は「PRI」、初期型RZの場合は「ON」にしておくと、キャブレターからオーバーフローしたガソリンが、シリンダーを通ってマフラーに溜まるのです。2サイクルの場合は、クランクのオイル分を洗い流してしまうので、クランクベアリングに給油して、混合ガスでエンジンをかけましょう。わずかなオーバーフローは、見落とす事が多く、「エンジンのかかりがわるいんだよねー。」で済ましてしまっていると、いつのまにか、クランクのベアリングがオイル切れで焼付くことになります。
負圧コックのバイクは、コックを「ON」(ホンダ車で負圧コックだけど「OFF」があれば「OFF」)にして保管しましょう。そうでないバイクは、「OFF」で保管しましょう。
4サイクルのばあい、オーバーフローしたガソリンは、ピストンとシリンダーの間を抜けて、クランクケースに入ります。エンジンオイルと混ざって、オイルが増えた様に見えます。ブローバイホースから、エアクリーナーにまわって、エンジンがかからなくなりますよ。
2サイクル,4サイクルいずれの場合も、最低限プラグを外して、キックまたは、セルを回す事。最悪、コンロッドが曲がります。混合気は圧縮して体積が減るけど、液体はほとんど体積が減少しませんからね。
9月23日 ZXR250電装とエンジンの修理
バッテリーを新品に交換したのに、すぐに液が減ってセルが回らなくなった。アイドリングが安定しない。ウインカーがつかない。というバイクの修理。これが、買ってから1週間経ってないバイクなんだよ。もちろん、当店で売ったものではありません。
バッテリーの件は、レギュレーターのカプラーが外れていたためですぐに解決。買ったときから外れているのだからすごい。アイドリングが安定しないのは、キャブレターのスロージェットのつまりでした。それと、キャブレターの取りつけバンドで、リンクを押していてアクセルが全閉になってなかったからでした。
このバイクの持ち主は、高校生。ガソリンスタンドでバイトして、その金をバイクにつぎ込んでいる。自分で修理をするのが好きで、分からなくなると持ってくる。なるべく、そいつの見ているところで修理して、教えてあげるようにしている。そういう人たちを見ていると、昔の自分を見ているようで応援したくなるね。自分の周りにも良い先生がたくさんいたしね。
儲かっているバイク屋は、レギュレーターのカプラーのハズレを取りつけただけで、電装修理で何万円かを請求する。お客さんの分からない所でそうすれば、うちももっと儲かるのはわかるけど、ちょっとそれはできないね。
9月16日 ウインカーがつかない
昨日は、電話での問合せで「ウインカーがつかないけど、リレーが壊れているのでしょうか?」というのがあった。「お、よく知ってるね。」と思ったけど、セルでエンジンがかからないといっていたので、バッテリーを交換しなさいと言った。
今日も、またウインカーがつかないと言う電話があった。今日の人は、店にきてバッテリーを交換していきました。好調です。昨日の人は、来店しないナー。自分で直したのかな?
バッテリーの充電不足は、信号灯がつかないだけではなく、エンジンがかからないとか、電気系が誤作動するとかになるので注意。新しいバイク(例えばNSR250R)でもエンジンがかからなくなるし、私の愛車RZ250では、速度警告灯が点灯してしまいます。CB400SFで、セルは回るのに充電不足でエンジンがかからないという話には驚いたね。
9月14日 VTR1000(ファイアーストーム)のサス交換
下記データを参考にしてください。
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | |
| リヤの車高 | 515 | 529 | 537 | 533 | 533 | 533 | 505 | 515 |
| フロントの車高 | 99 | 114 | 150 | 150 | 126 | 118 | 108 | 112 |
リヤの車高:アクスルのセンター(右側)からナンバーステーのスクリューの頭までの距離
フロントの車高:三ツ又の下部からボトムケース上端までの距離
各項目の説明は下記の通り
1:初期状態(メーカー出荷時ではなく、お客様のセッティングです。)乗車1G(ライダー約70kg)
フロント イニシャル14mm(3本目) cf.最弱は22mm
伸び 1回転戻し
突出し 40mm
リア イニシャル 3段目(最弱を1として)
伸び 2回転戻し
2.(1)の状態での空車1G
3.サス交換後の空車0G
フロント バネ ハイパープロ 0486 (このバネの自由長はノーマルのバネの自由長にカラー、ワッシャの長さを足したものと同じ。)
伸び 1 1/4回転戻し
突出し 40mm
オイル ハイパープロ #7.5 油面160mm
リア ホワイトパワー30136A 車高調整付き
スプリングセット長 155mm
圧ダンパー 1
伸びダンパー 5
4.(3)の状態より車高を調整。最低より1/2回転戻し
車高を最も低くしても、ノーマルよりは車高が高くなってしまう事が分かる。
5.(4)の状態での空車1G
2と比べると、フロントの沈み込みが小さい。つまり、硬い。
6.(5)の状態からフロントのイニシャルを5本目(18mm)にした。
まだ硬い。もう少しイニシャルを抜けるが、効果があまり期待できないので今後のセッティングの余裕を残すためにこの位置に決定。
7.(6)の状態で体重80kgの人が乗った場合乗車1G
沈みすぎるのでリヤのイニシャルを3mmかけた。(セット長は152mmとなる。)
8.(7)の状態でお客様本人での乗車1G
リヤは最初の状態と同じ数値だが、フロントは伸び気味。
走行した感じも、アンダーが強い。
フロントがもう少し動くようにしたい。。サスのならしが終わったら再調整の予定。
9月13日 XS650バッテリー上がり
点火系を何回か修理したXS。今回は、夜走っていたら、ライトが暗くなってエンジンが止まってしまったとのこと。以前も話したとおり、このバイクはバッテリー点火なのでバッテリーが弱くなると止まってしまう。
点検した所、バッテリーは、もちろん弱っていた。充電して再度エンジンをかけてみたら、なんと充電電圧は14.5Vぐらいある。しかし、充電しないのは事実なので、コイルのブラシを見てみたら、使用限度を超えている。このせいで、充電がきちんとされていない事があると判断。ブラシを交換しました。
ついでに言うと、このころのバイクは、レギュレーターを調整できる物もある。コイルや、レクチファイヤー、配線が問題無い場合は、これを調整ですね。
充電系統は バッテリー点検>充電電圧点検>コイルの点検>レギュレーター・レクチファイヤーの点検 の順に進めてね。
9月12日 ナンバー盗難
警察から、私のバイクが放置されているとの連絡があった。自分のバイクはもちろん、中古車も盗難に合ってはいない。電話の後に見ても、全部ある。台帳と見比べても間違いは無い。
しかし、思い当たるふしが・・・。中古車につけていたはずのナンバーが、ここの所見つからず、きっと外してどこかにしまいこんでしまったのだろうと、思っていた(たまにあるので)。その車両の、登録書類を見ると、先ほど聞いたナンバーだ!ナンバーだけ盗まれていたのだ。
警察に連絡して調べていただいたら、車両は別のところで盗まれていたものらしい。ナンバーの保管は気をつけないといけませんね。
9月 9日 FORZA アラーム不調
デイトナのアラームイモビライザーMP5を付けたFORZA。今朝、7時30分から5分ごとにアラームがなってしまう。店内の静かな所においておいてもダメで鳴り出してしまう。デイトナに問い合わせた所、いくつかの点検の後、こころよく交換してくれた。
今回、原因を調べるため色々なテストをして分かった事があった。振動に対しての、感度はわりと低い。センタースタンドを外してドンと動いても、アラームは感知しないときもある。しかし、サイドスタンドを外したときに出るカンという高い音には確実に反応する。だから、このアラームがセットされていても、スタンドをそっと外して、普通に押して歩いてどこかへ持っていく事は可能。しかし、ハンドルロックをしていて、ハンドルをストッパーにカツンと何回か当てるとアラーム作動。つまり、アラームだけでは、盗難防止には役に立たない。最低限ハンドルロックは必要です。
9月 8日 RGV250ガンマ’88エンジン不調
先日、当店で250ガンマのピストンなどを買っていったお客様が、ピストン交換しても症状が改善されないと言って、バイクを持ってきた。症状は、エンジンが片肺気味との事(片側のシリンダで爆発していない事)。お客さんは上側のシリンダが不調だと思っていて、そちらのピストンを交換した。エンジンをかけてみたら、下側のシリンダから出ているマフラーの排気温が低い。プラグを外したら、火が飛んでいない。お客さんは、何で上側だと思ったのだろうか?
イグニッションコイルもピックアップコイルも正常だったので、CDIが不調なのでしょう。CDIの点検はテスターの種類が違っているとマニュアルどおりに行かないので、当店ではしません。純正のCDIは通常、壊れるものではないけど、ここの所続いてるね。
9月 5日 レッツ2エンジンの不調修理
エンジンがかからなくなってしまったレッツU。常に60km/hいかで走っていたという。しかし、CDIとプーリーを交換していて、75km/h以上出ると言う。行っている事が矛盾しているよね・・・。
しかし、バイクは正直です。プラグは8番でも溶けているし、どう見ても全開全開でしょうこれは。お客さんに良く聞くと、親に怒られるから、ゆっくり走っていたことにしているらしい。本当の事を言ってもらえないと、修理がうまくいかにことがあるのに困るよ。
で、原因は、、セッティング不良からくるオーバーヒートですね。最近のバイクは、CDIを交換しても速くならない割に、エンジンへの負担が大きい。スピードを出したい方は、最初はハイスピードプーリーのみを交換することをお勧めします。一般公道では、制限速度を守って安全に走りましょう。
ピストンリングも固着気味でしたので交換しました。ピストンの穴は最初からです。
9月 1日 GAGエンジン分解とポート研磨
GAGに、ハイカムを組んで、バルブスプリングを交換しました。バルブが小さいままだから、ポートもあまり広げずに、磨いて段差を取った程度。80km/h以上でます(ボアアップ、ビッグキャブ、マフラーは入ってます)。最高速は、あまり変わらないけど、加速はだいぶ良くなりました。
GAGのバルブ(加工前)、GAGのヘッド(加工前)、GAGのヘッド(加工後)、ポート(加工前後)
2000年5月 2000年6月 2000年7月 2000年8月
業務日誌最新版

あくまでも修理の参考です。このページを参考にして修理をして、トラブルが起きても、私は一切責任を持ちません。自分でメンテをする人は、すべて自己責任のもとで行ってください。自信の無いことは、素直にその道のプロの指導を仰ぎましょう(もちろん、指導料は取られるでしょうが。)。
自信がある方もたまには、他人の目で自分の整備を見てみましょう。結構ボルトのトルクはいい加減だったりします。また、技術は日々進歩しています。かといって、すべての情報が正しいとは限りません。基本に忠実に、丁寧な仕事を心がけてください。
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